日本矯正歯科学会「認定医」が担当
歯並び悪化の「原因」を徹底追及
- 取り外し可能な「プレオルソ」
- 顎の骨にアプローチする「床矯正」
日本矯正歯科学会「認定医」が担当
日本大学歯学部付属歯科病院 歯科矯正科入局 | |
その後、開業医にて矯正治療を専門に歯科医療に従事 |
日本大学 卒業 | |
日本大学歯学部付属歯科病院にて研修修了 | |
開業医にて歯科医療に従事 |
現代の子供たちの歯並びが過去に比べて悪化しているとの声が歯科医師から多数寄せられています。これには、顎の骨の大きさが関与しています。
現代の子供たちは昔よりも顎が小さいと指摘されています。顎の成長には、咀嚼する際の刺激が欠かせませんが、現代の食生活の変化により、柔らかい食べ物が主流となり、顎への必要不可欠な刺激が減少しています。
その結果、顎の成長が促されず、相対的に歯のサイズは大きくなる傾向にあります。これは、狭いスペースに大きな歯が並んでいる状態で、3人掛けのベンチに4人が座ろうとしているイメージです。これが歯並びの悪化を引き起こす一因となります。
加えて、日常生活の中で無意識に行う悪癖も、歯並びを悪化させる要因です。例えば、口呼吸や頬杖などが挙げられます。当院では、こうした問題に対処するために、「プレオルソ」「床矯正」「MFT」などの多様な矯正治療を行っています。それぞれの治療法について、詳しくご説明いたします。
「プレオルソ」とは、子供向けに設計されたマウスピース型の矯正装置で、大人用の矯正装置とは根本的に異なります。この装置は、単に歯を移動させるのではなく、お口周りの筋肉の機能を正常化し、歯並びの問題を引き起こす根底にある原因に直接アプローチします。
健康な歯並びは、舌、頬、唇といった顔の筋肉のバランスが整うことで自然と形成されます。しかし、これらの筋肉バランスが崩れると、歯並びが乱れ、ガタガタとした不揃いな状態になることがあります。そこで、当院ではプレオルソを用いた治療を推奨しています。プレオルソには以下のような特長があります。
プレオルソは、従来のワイヤー矯正装置に比べて痛みや違和感が少なく、お子さんが日常生活を快適に過ごせるよう設計されています。また、プレオルソの最大の特長は、その取り外し可能な構造です。この機能により、お子さんは食事の際や歯磨きの際に装置を簡単に外すことができます。これにより、虫歯や歯周病のリスクも大幅に減少します。
プレオルソは日中わずか「1時間」と「就寝時」のみの装着で効果を発揮します。この短い装着時間は、お子さんの学校生活にほとんど影響を与えず、治療をストレスなく進めることができます。
プレオルソは、お口の周りの筋肉を調整し、歯並びを悪くする根本的な原因にアプローチします。筋肉機能の正常化により、治療後の歯並びの後戻りのリスクが大幅に軽減されます。
プレオルソを使用し続けると、歯を正しい位置に導くための基盤がしっかりと整います。これより、将来的に矯正治療が必要になった場合でも、治療効果が得られやすく、さらに治療期間が短縮される可能性があります。その結果、成人になってからの矯正治療に比べて、全体的な治療費を抑えることができます。
床矯正は、入れ歯に似た取り外し可能な装置を使用し、特に顎の骨に対する矯正方法です。この装置には中央部にネジがあり、これを定期的に調整することで、顎の骨を徐々に広げていく仕組みになっています。自分で装置を取り外せるため、日常のお口のケアがしやすく、お子さんの日々の負担も軽減されます。
床矯正には、以下のようなメリットがあります。
お子さんが前歯を舌で押したり、舌が歯茎の隙間から見えるなどの癖が見られる場合、これらは「舌癖(ぜつへき)」として知られ、放置すると「下顎前突(受け口)」や「上顎前突(出っ歯)」、「開咬(上下の歯が接触しない)」などの歯並びの問題を引き起こす可能性があります。
「MFT(口腔筋機能療法)」は、こうした悪癖に対処するために開発された治療法です。このアプローチでは、舌、唇、および顔の周りの筋肉群を集中的にトレーニングし、これらの筋肉の機能とバランスを改善します。筋肉の調和された機能により、お子さんの口腔機能が全体的に向上し、悪癖が原因で起こり得る歯並びの問題を改善します。
矯正治療では、単に歯を整えるだけでなく、顎や口腔全体のバランスを考慮することが必要です。当院では、一般的な二次元レントゲンでは見逃されがちな部位まで詳細に確認可能な「CT」を導入しております。さらに、頭部全体を正面及び横から捉えることができる「セファロ」の導入により、治療計画の立案だけでなく、治療後の歯の動きを数値的に把握するのにも役立ち、より安全かつ確実な治療を実現します。
また、世界中の歯科専門医が採用している高度なソフトウェアの「診断ツール」を使用しております。このソフトウェアは、画像の管理、分析、診断、治療計画の策定、そして患者さんへの説明まで、一貫したソリューションを提供します。
矯正治療では必ず歯型を取る必要があります。一般的に歯型を取るとなると、印象材と呼ばれる粘土のようなものを使用するのですが、お口の中に異物感が強く、嘔吐反射の方をはじめ、不快に感じる患者さんが多いのが実情です。
しかし当院が導入している「光学スキャナ」は、従来の大きな印象材を用いた型取りが不要となり、加えて以下のメリットがあります。
・型取りが不要になり、患者さんの負担を軽減
・より精密なお口の状態の記録
・治療の精度が向上し、より良い結果を期待
ここまでご紹介したように、当院では精密機器を活用することで、当院では患者さん一人ひとりの口腔内状況に合わせた最適な治療を提供しています。
子供の矯正治療は、成長期の自然な力を利用することで、より効果的かつ効率的な方法です。大人の矯正と異なり、子供の場合はまだ顎の成長途中であるため、状況によっては外科処置が必要な場合もありますが、比較的少ない負担で顎の位置や歯並びを調整することが可能です。この成長期の特性を利用した矯正治療には、以下のようなメリットがあります。
子供の矯正治療は、まだ成長中の歯や顎の構造を利用することが多く、歯並びを整えるために必要なスペースを自然と確保しやすいです。その結果、非抜歯で効果的な矯正治療を行える可能性があります。
歯並びの問題は、見た目の印象だけでなく、子供の心理的な健康にも大きな影響を与えます。不揃いな歯並びは、特に多感な思春期において社会的な交流や自己表現に悪影響を及ぼすことがあります。
早期に矯正治療を行うことで、これらの心理的なバリアを取り除き、自信を持って人前で話すことができるようになります。また、見た目が改善されることで、周囲からのポジティブな反応も得られやすくなり、子供の自尊心の向上にも繋がります。
正しい歯並びは、口腔内衛生を大きく左右します。不揃いな歯並びは、ブラッシング時に歯ブラシが届きにくい隙間を生じさせ、プラークの蓄積を招いてしまいます。プラークは虫歯や歯周病の主要な原因となるため、歯並びが整っていないことはこれらのリスクを高める要因になります。
歯並びは単に口腔内の健康に影響を与えるだけでなく、顔全体の印象にも大きく関わっています。特に、出っ歯や受け口などの歯並びの問題は、顔の印象に影響を及ぼし、これが全体の印象にも影響を与えます。
矯正治療によりこれらの問題を改善することで、顔のシルエットが整い、よりバランスのとれた美しい顔立ちに変化することが期待されます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。