C3(歯髄へ達するう蝕)
:根の治療。クラウンなどの被せ物。治療が長期にわたる。
【根の治療(根管治療)とは】
初期の虫歯を放置すると、徐々に進行し、暖かいものにしみる・いつも痛いなどの症状が出てきます。この状態では、麻酔を必要とし、神経を取る治療(根の治療:根管治療)が必要になります。
根の治療を放置すると、口腔細菌が根を通じて顎骨に波及し、付け根から膿が出る、歯がぐらぐらするなどの症状があらわれます。
【根管治療の方法】
根管治療は大きく分けて、①「抜髄」と②「感染根管処置」の二種類に分かれます。
①「抜髄」について
・痛みの原因である歯の神経を取る治療
・基本的に必ず麻酔を使用する
・しっかりした防湿と治療をすれば、成功率は90%を超える
②「感染根管処置」について
・過去に抜髄治療を終えた歯の根の先に膿がたまり違和感や口内炎の様な膿の袋が出来る
・過去に被せたものを全て外しての処置が基本である。
・①抜髄とは違い、感染した根管を綺麗にするまで治療が続くので、期間は長期にわたる。
・成功率は根管治療の専門家でも70%程度
【根の形態について】
ひとえに、根の形態と言えども根の数と根管の数は同じでありません。
例えば上顎第一大臼歯は3根ですが、根管の数は4本である可能性が75%にものぼり、熟達した歯科医師でさえ見落としがちです。
大切なのは歯科医師の目で根管がしっかり「見える事」であり、マイクロスコープの重要性は益々高まっています。
【当院の根管治療で使用する器具・設備】
・麻酔
・ラバーダムセット
・ZOO(特殊な排唾管)
・電気的根管長測定器(EMR)
・ロータリーエンジン
・ロータリーファイル
・CWCT(Continuous Wave Condensation Technique)時に使用する器具
・マイクロスコープ
【根管治療で改善しない場合に当院で行われる可能性のある処置】
・歯根端切除術
・意図的再植術
*術前CT及び術中にマイクロスコープを使用します。
*根管治療術前に歯科医師から処置方法、術後の注意点、費用等についての説明があります。
*外科処置となりますので、予告無く上記治療が行われることはありません。
【当院で行っている根管治療】
当院では、希望される患者さんに対してはラバーダム防湿やZOO(排唾管)の使用を実施しています。また、院長が行う根管治療は、基本的に抜髄は1-2回、感染根管治療は1-4回で終了します。
他院にて長期間にわたり根管治療が終わらず悩んでいる方や短期間での根管治療終了をご希望される方は、悩まず当院までお問い合わせください。
根管治療には経験と熟達が必要です。
より良い根管治療の為に、当院はユモトデンタルクリニック(根管治療専門歯科医院)と連携しています。
興味のある方は、当院歯科医師までお尋ねください。
ユモトデンタルクリニック(根管治療専門歯科医院)
住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-1-4 TS-114ビル 5F
*完全予約制、自費診療、歯科医院からの完全紹介制
メタルクラウン
対象となる治療進度:C2、C3
【利点】
・金属であるので、強い咬合力に耐えられる
【欠点】
・見た目が悪い
・エックス線で内部を確認できない
*セラミックスクラウンをご希望される場合は、自費診療となります。
自費診療については「審美歯科」をご参照ください。