抜歯後に必要となる補綴処置

ブリッジのイメージ図

ブリッジ

【利点】

・ある程度の咬合力には耐えられる

・固定式である為、装着しても違和感があまりない

・材料選択により、天然歯と遜色ない審美的な修復が可能

・保険適用も可能(使用する材料に制限あり) 

 

【欠点】

・隣り合う歯を大幅に削る為、犠牲となる部分が多い

・支える歯の負担が大きくなり、将来的にその歯を失う原因となる可能性がある

・歯と骨の間に介在する「歯根膜」の負担が増える為、長期予後が悪い

・連結部の隙間が清掃不良により不衛生になりやすい

・治療部位により、空気が漏れて発音に支障が出ることがある

・エックス線撮影で内部の確認ができず二次虫歯の早期発見ができない

*セラミックスのブリッジご希望される場合は、自費診療となります。

自費診療については「審美歯科」をご参照ください。



義歯

【利点】

・大きな欠損のある場合でも使用可能である

・ブリッジでは対応できないような大きな欠損に有効な治療法

・ブリッジのように両隣りの歯を削る必要がない(代わりにバネで固定する場合がある)

・隣り合う歯を大幅に削る必要がない

・保険適用も可能(使用する材料に制限あり)

 

【欠点】

・残存する歯にワイヤーを引っ掛けて使用する

・固定の為のバネにより、隣の歯への負担が大きい

・噛む力が健康な状態に比べて30~40%くらいになる

・頻繁に手入れする必要がある

・口の中に違和感を感じやすく、ガタつきやすい

・前歯にワイヤーがかかる場合、外から見えてしまう

・食べかすにより不衛生になりやすい

・定期的にワイヤーの緩みや内面の調整が必要となる

*金属のワイヤーが無い義歯をご希望の場合は、自費診療となります。

義歯の自費診療については「保険外義歯」をご参照ください。



インプラント

【利点】

・天然歯のように違和感なく噛むことができる

・噛む力は天然歯の約80%回復することができるので、固いものを噛むことができるようになる。

・隣の歯を削る必要がない

・よく噛めることにより、全身的な健康にも良い影響を与える

 

【欠点】

・インプラントを顎の骨に埋め込む為の手術が必要になる

・全身の疾患等により治療ができない場合がある

・定期的なプロフェッショナルケアを受け、指導の下にセルフケアを実施する必要がある

・保険適用外治療

 

*インプラント治療についての詳しい説明は「インプラント」をご参照ください。